注目の資格「ネットワークスペシャリスト」その資格とは?

注目の資格「ネットワークスペシャリスト」とは?

現在、日常生活において関わらない日はない、IT技術。その中でも重要な役割を担っているのが、ネットワークです。
ネットワークがなければ、パソコン、スマートフォンもインターネットに接続することができず、仕事はおろか、日常生活にも支障をきたすことがあるでしょう。日常生活でも、仕事の面でも重要なのがネットワークです。ITの仕事に関わる場合、ネットワークの知識は必要不可欠といっても過言ではないでしょう。そこで、持っておきたい資格が、「ネットワークスペシャリスト」です。

ネットワークスペシャリストの試験とは?

ネットワークスペシャリストとは、名前の通り、ネットワーク全般の幅広い知識があり、大規模なネットワーク環境を構築・運用できるエンジニアであることを証明する資格です。

まず、ネットワークスペシャリストの試験について見ていきましょう。
ネットワークスペシャリスト試験は、国家試験の「情報処理技術者試験」のうちの一つです。その中でも、最高難易度の試験の一つと言われており、それでも受験者が年々増えている、今後一層注目される資格です。

ネットワークスペシャリストの難易度

最高難易度試験の一つと言われるように、難易度は高めです。実際、過去の合格率は以下のようになっています。

平成29年…13.6%
平成30年…15.4%
令和元年…14.4%
令和3年…12.8%

年によって多少前後しますが、合格率は12~16%程度。300種類以上ある国家資格の中でも、難しい部類に入ります。このような難易度になっている理由としては、「4つの壁」が挙げられます。
ネットワークスペシャリスト試験は、4つの試験から構成されています。実は、これら4つ全ての試験で60点以上を取らなければ、合格になりません。例えば、最後の試験で満点を取ったとしても、1つめの試験で落ちていれば採点すらされないのです。
つまり、失敗した部分を得意な試験でカバーする、ということができません。このような仕組みが、ネットワークスペシャリスト試験の難易度を跳ね上げていると考えられます。

難しいネットワークスペシャリストに合格するためには、通信の仕組みをしっかりと理解したうえで、応用する必要があります。そのため受験者には、知識の量が求められます。しっかりと準備しないとわからないことが多く、難しいと感じるのかもしれません。

ネットワークスペシャリストの試験内容

試験の内容は、午前中2つ、午後2つの計4つの試験を受けます。午前中の2つが多岐選択式、午後の2つが記述式となります。午後の記述問題の1つは長文を読解して記述や語句を応える問題で、配点が各問50点。もう1つは、長文の分量が10ページ以上の長文を読み、設問に回答していく形式です。

難易度は高めですが、企業もネットワークスペシャリストの有資格者を求めている傾向があり、持っていて損はない資格です。

ネットワークスペシャリストの受験資格

ネットワークスペシャリスト試験を受ける際に、制限はありません。特別な学歴や経験がない人も、もちろん受けることが可能です。
とはいえ、受験するたびに受験料や交通費がかかることや、難易度が非常に高いことを考えると、腕試しとして受けるのはおすすめしません。事前の対策を万全にして、取得を目指す必要があります。

ネットワークスペシャリストを取得するメリット

コーディング作業をする男性

では実際、ネットワークスペシャリスト試験に合格し、資格取得をするとどのようなメリットがあるでしょうか?
やはり、IT関係の仕事をする際に有利になります。例えば、転職・資格手当による年収アップや、活躍する機会の増加などです。難易度が高い分、取得するとそれだけのスキルがあると認められ、仕事が充実するようになるでしょう。

ネットワークスペシャリストの仕事は?

ネットワークスペシャリストの仕事内容としては、ネットワークシステムの設計や構築、運用の技術的支援を行います。
ネット環境を整える仕事ですので、業務をスムーズに行うためのサポートをする、IT業界には欠かすことのできない仕事といっても過言ではないでしょう。また、ITプロジェクトのチームリーダーとして活躍している方もいます。

どこに行っても重宝される知識を持っているのが、ネットワークスペシャリストです。

ネットワークスペシャリストになるなら専門学校へ

ネットワークスペシャリストになるには、前述したネットワークスペシャリストの試験に合格する必要があります。
独学でも可能ですが、やはり、専門学校に通うのがオススメです。専門学校なら、ネットワークの知識と共に、それ以外の幅広い知識を身に着けることができます。

IT系への就職を考えているなら、ネットワーク以外の知識も必要になります。ITのプロフェッショナルを目指せる専門学校が、HALです。ここは、東京、大阪、名古屋にキャンパスを構えている専門学校です。
技術修得だけでなく、創造力、応用力、業界適応力を養うことができる、独自の教育システムに力を入れています。もちろん、その教育の中で目指すことができる職業にネットワークスペシャリストも含まれており、ネットワークスペシャリストに必要な知識や技術を身に着けることができますよ。

まとめ

ネットワークスペシャリストの試験や、仕事内容についてお伝えしました。最高難易度の試験の一つと言われているものの、取得すれば年収アップや活躍の場の増加が見込めます。
IT系への就職を考えているなら、ITのプロフェッショナルを目指せる専門学校に通い、ネットワークスペシャリスト試験の合格を目指してみてはいかがでしょうか?